桜桟敷🌸🌙
桜と月をテーマに、きものを製作されておられる嵐山 桜桟敷さんの訪問着です。
桜の柄部分は、主に「ダンマル染め」と言われる特殊な技法で染色されています。
ダンマル染めとは松のヤニ(樹脂)を用い、白生地の段階で生地にこの松ヤニで柄を描き、生地に地染めを施した段階で、松ヤニが染料を弾きその部分だけ白で残る事で柄を表現する技法です。
元々松ヤニは透明に近く、地染めした時に出てくる柄をいい塩梅で出るように想像して、濃度
を変え奥行きを出すのです。そうして出てきた柄に、金彩や刺繍などを施し更に奥の深い物に仕上げていきます。
桜は、春にしか着れないのでは!?とよくお客様よりお尋ねがございますが、木のない桜の花の柄であれば生地や仕立て方によりますが、年中ご着用していただけます 。
今日と明日、桜桟敷さんの作品が展示会にてご覧頂けます。
桜と月のテーマの素晴らしい数々の作品の世界をお楽しみ下さいませ。
ご来店心よりお待ち申し上げております。